こんにちは。私は今、40歳の主婦です。生後6ヶ月で川崎病になり当時はかなり重症で冠動脈瘤が残ってしまったサバイバーです。幼い頃は病院通いが当たり前でしたが大人になるにつれて病院との距離が遠くなっていました。でも数年前に川崎病の経験者が大人になってから突然心筋梗塞を起こすケースがあるというニュースを見て目が覚めるような思いがしました。それ以来、私は自分の血管を守るために日々の暮らしで特に意識していることが3つあります。かつて川崎病だった皆さんとこの知恵を共有できれば嬉しいです。1つ目は自分の身体に流れる血液を常にサラサラに保つ意識です。私は医師の指示で低用量のアスピリンを毎日飲んでいますがそれだけに頼るのではなく水分補給には人一倍気を使っています。脱水状態になると血液の粘度が上がり過去にダメージを受けた私の冠動脈には大きな負担になります。特に夏場や入浴前後そして寝る前には必ず常温の水を1杯飲むようにしています。また食事も塩分や脂質を控えめにしドロドロ血の原因になるものを極力遠ざけています。自分の血管を傷つきやすいガラスの細工のように大切に扱うイメージを持つようにしたのです。2つ目は歯科検診を欠かさないことです。これは意外に思われるかもしれませんが歯周病菌などの口の中の雑菌が血管に入り込むと血管の壁に炎症を起こし動脈硬化を早めることがわかっているそうです。私のようにすでに血管がデコボコしている状態だとそこに菌が溜まりやすいのではないかという不安もあり3ヶ月に1回は必ずクリーニングに通っています。口の健康を守ることは遠回りなようでいて私の心臓を守るための強力な盾になっていると感じています。先生にも過去の病歴を伝えているので抜歯などの処置の際も安心です。3つ目は自分の限界を数値で把握することです。後遺症があるからといって運動を諦めるのはかえって心肺機能を弱めてしまいます。でも無茶な負荷は禁物です。私はスマートウォッチを使って常に自分の心拍数をモニタリングしています。階段を上る時や軽い散歩の時、心臓が苦しいと叫ぶ前に数値でブレーキをかける。この客観的な指標を持つことで怖がらずに、かつ安全に身体を動かすことができるようになりました。川崎病の後遺症は一生消えませんがこうして自分でコントロールできているという実感が私の精神的な安定にも繋がっています。
かつて川崎病だった私が日常生活で特に意識している三つのこと